映画「相棒 -劇場版III-」を観たけれど2014/05/12

正直なところ、期待外れでした。
盛り上がりに欠けるというか、話のスケールが舞台のスケールに合っていないというか。
よく言えば「相棒」にしては非常にわかりやすいストーリーだったということなんですが。

あらすじ等は、こちらからどうぞ↓

ネタバレを含む感想は、この下で、



結局のところ、話のメインは事故死に見せかけた殺人を見抜いて、その犯人とトリックを明かすところにあります。それだけの話です。
一応その後にひと騒動ありますが、右京さんのいつもの超推理であっさりと事なきを得ます。
馬小屋での殺人の部分だけ抜き出して、レギュラーのドラマでやれば良いのではという内容でした。

「巨大密室!」と謳ってはいますが、逃げ場の無いところで命を狙われるとか、人が次々に殺されるとか、そういうのはありません。
ハリウッド映画なら「絶海の孤島に謎の民兵集団」とくれば、主人公が単身で敵をバッタバッタとなぎ倒し…とでもなりそうですが、「相棒」でそんな展開になるわけもなく…

そもそも今回の相手は物騒な武器を隠し持った物騒な集団ではありますが、殺人を隠ぺいしたくらいで何か事を起こそうとはしてるわけではないので緊迫感がありません。生物兵器を扱った話ではドラマの方に良いのがあるだけに残念です。
武装した連中に拉致されるとか、大爆発とか、場面だけなら緊迫したところもあるのですが。

あとは、いつもの「相棒」らしく犯人にも言い分があって最後に特命係を相手にいろいろ述べてはいるのですが、今回はそのあたりがどうも腑に落ちません。
人道的かどうかはともかく、「生物兵器」なんて「国防」に使えるものなんでしょうか?
自国に攻め込んでくる敵にぶちかませるものなのか、核兵器みたいに抑止力になり得るのか。

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